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カラーレンズメガネは、サングラスより幅広いシーンで使えて、ファッションにも気軽に取り入れられるおしゃれアイテムです。カラーレンズは、濃度によって効果や印象が異なるため、使用するシーンに合った濃度のものを使うのがおすすめです。
今回は、カラーレンズの濃度別を踏まえ、シーン別のおすすめの濃度を紹介します。
【濃度別】カラーレンズの特徴
カラーレンズは、いくつかの濃度に分かれています。使用シーンや目的に合わせて濃度を選ぶことも大切です。ここでは、10%、15%、30%、50%、75%以上の5つの濃度に分けて、それぞれの特徴を解説します。
※濃度とは可視光線透過率のこと。(濃度75% = 透過率25%)
【濃度10%】普通のメガネとほとんど変わらないカラーレンズ
濃度10%のカラーレンズは、よく見たら薄い色がついている程度なので、透明なレンズのメガネとほとんど変わりません。そのため、昼でも夜でも時間帯を問わずに使えます。
使うシーンを選ばないので、服装や色味を気にせずに使用でき、ビジネスシーンでも使うことができます。遮光性は低いため、眩しさを軽減させる効果は期待できません。しかし、顔や目元を明るく自然に見せる効果があるため、くすみを軽減できるのがメリットです。
また、無色のレンズと比べれば、カラーによる防眩効果やコントラストの向上が見込めるため視認性UPや疲れ目の緩和効果も期待できます。夜間運転時の使用にもおすすめです。
【濃度15%】色がついているとわかるカラーレンズ
濃度15%のレンズは、色がついていることがわかる程度の濃度です。メガネに近い印象で、カラーに不慣れな方でも違和感なく使えますので幅広いシーンで活用できます。
初めてカラーレンズを使うときは15%の濃度がおすすめです。15%の濃度ならファッションや好みに合ったレンズを選べます。
15%の濃度のカラーレンズは、10%のものよりもファッション性や防眩効果に優れ、疲れ目の軽減も期待できます。特に夜間運転時の視認性向上など、昼夜を問わずに使うことも可能です。
ただし、夜間の運転時に使うカラーレンズは濃度15%のものまでにしましょう。それ以上濃くなると、視界が暗くなって見えづらくなってしまい、安全性に欠けるためです。
【濃度30%】バランスが良いカラーレンズ(※夜間不適合)
濃度30%のカラーレンズは、レンズに色がついているのがよくわかるレンズです。ファッション性が高いので、ファッションのワンポイントとして取り入れるなら30%のものが良いでしょう。フレームの形やサイズにもこだわることで個性を演出できます。
30%の濃度なら、ある程度の遮光性を期待できるため機能面でも問題ありません。ファッション性と機能性のバランスが良いので、使いやすいレンズです。遮光性が高い分、色によっては室内で見えづらくなる可能性がある点には注意が必要です。
カラーレンズではあるものの、目も透けて見えるので、相手に威圧感を与えることはありません。ただし、色がついていることは一目でわかるため、ビジネスシーンで使うのはNGです。
【濃度50%】カジュアル感強めなカラーレンズ(※夜間不適合)
濃度50%のカラーレンズは、薄めのサングラスとほとんど同じで、物が見えづらくなるため室内での使用は難しいといえます。
目があまり透けて見えないため、カジュアル感が強めです。ファッションのワンポイントとして使用するのに向いています。
遮光性が高く、眩しさを防ぐことができるため、屋外でスポーツやアウトドアをするときに使うのもおすすめです。また、30%以下のカラーレンズに比べると威圧感が出てしまうため、マスクなどと併用するのは避けたほうが無難です。
【濃度75%以上】サングラスと同じ濃さのカラーレンズ(※夜間不適合)
濃度75%以上のカラーレンズは、サングラスと同じ濃さです。遮光性に特化しているので、アウトドアやレジャーでも活用できます。
サングラスとの違いは、フレームの大きさです。サングラスは遮光性を重視しているため、フレームのサイズなどがあらかじめ決まっていることが多いです。しかし、カラーレンズであれば、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
濃度75%以上のカラーレンズは、目がほとんど透けて見えないので、濃度の低いカラーレンズよりも威圧感を与えてしまうことに注意が必要です。
また、色もブラウン系、グリーン系、グレー系とバリエーションが少なくなるため、ファッションの一部として楽しみたい方は、濃度が低いものを選んだほうが良いといえます。
【シーン別】カラーレンズのおすすめの濃度
カラーレンズは、使用シーンによって濃度を使い分けることも大切です。TPOに合った使い方ができるよう、シーン別におすすめの濃度を紹介します。
お仕事用なら10%以下
ビジネスシーンやオフィスで使用するなら、10%以下の濃度のものを選ぶのがおすすめです。透明なレンズとほとんど変わらないため、カラーレンズだと気づかれない可能性もあります。
とはいえ、透明なレンズよりは目の疲れを軽減できるため、スマホやPCを使った作業が楽になるメリットがあります。
接客や商談など、お客様と対面することが多い場合は、フォーマルな印象や優しい印象をもってもらえるものがおすすめです。グレー系やブラウン系など、オーソドックスなものを選ぶのが無難です。
普段のおでかけ用なら15%~30%
プライベートでの外出用なら15%~30%のものがおすすめです。30%のものなら、遮光性がある上、ファッション性にも優れています。
また、イエロー系やピンク系など、選ぶ色によっては肌を明るく見せることもできるため、くすみが気になるときに使うのもおすすめです。
また、15%~30%の濃度なら室内でも問題なくものを見ることができるため、作業に支障をきたすことはないでしょう。疲れ目を軽減する効果を期待できるため、目の疲れが気になる方は室内でもカラーレンズを取り入れてみましょう。
15%~30%の濃度のカラーレンズなら、誰でも違和感なく似合いやすいので、1つ持っておくと良いでしょう。複数のカラーを揃えておくと、その日のファッションに合わせて使い分けられます。
スポーツ・アウトドア・昼間のドライブなら50%以上
屋外で過ごすときは50%以上のカラーレンズがおすすめです。キャンプや登山、海水浴、ゴルフなど、アウトドアを楽しむときは遮光性が高い50%以上のカラーレンズで眩しさから目を保護する必要があります。
グリーン系、グレー系またはブラウン系のカラーレンズなら、慣れやすいのでサングラスが初めての方にもおすすめです。また、50%程度の濃度なら、サングラスと同様に眩しさを軽減しつつ、目元を華やかに演出できます。
なお、夜間運転を伴う場合は50%以上の濃度は使用不可です、日中の眩しさ防止においては有効ですが、トンネルなどに入る場合は急に暗くなる場合があり、注意が必要です。
まとめ
カラーレンズは、使用シーンによって濃度を使い分けることが必要です。遮光性とファッション性を考慮しながら、適切に使用しましょう。
メガネのヨネザワではファッションカラーの他にも眼を護る「アイプロテクションレンズ」も多数取り揃えています。レイガード435やクリアカットライトはPC作業が多い方におすすめのレンズです。
眩しさや紫外線以外にも、ブルーライトをカットし、コントラストを高めて視認性を向上させるなどさまざまな機能を持ったレンズが開発されていますので、眼を護るレンズを試してみたい方はぜひヨネザワにご相談ください。