眼鏡作製技能士とは?保有しているスキルを踏まえて相談するメリットを紹介

眼鏡作製技能士とは?保有しているスキルを踏まえて相談するメリットを紹介

眼鏡は単なる視力矯正としての道具だけでなく、顔の一部として相手に与える印象を大きく左右するアイテムです。とはいえ、自分に似合う眼鏡がわからないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そんなときに頼りになるのが、眼鏡のプロフェッショナルである眼鏡作製技能士です。今回は、眼鏡作製技能士の概要を踏まえ、店舗で相談するメリットについて紹介します。

眼鏡作製技能士は「眼鏡作製のエキスパート」

眼鏡作製技能士は「眼鏡作製のエキスパート」

眼鏡作製技能士とは、眼鏡作製に必要な知識や技術を保持していることを証明する国家検定資格です。2021年に技能検定職種のひとつとして、厚生労働大臣から認可され、2022年11月に第一号の資格保有者が誕生しています。

この資格の保有者は、眼鏡のフレーム選定の専門知識や視力測定技術・レンズ選定の知識・高度な加工能力を兼ね備えた眼鏡作製の総合エキスパートです。眼鏡作製技能士が在籍している店舗では、視力測定からレンズやフレーム選び、レンズ加工、フレームのフィッティングまで一貫してサポートを受けられるのが特徴です。

なお、2022年3月31日までは「認定眼鏡士」という業界資格制度が設けられていました。眼鏡作製技能士ができたことで、現在では終了しています。

眼鏡作製技能検定の概要

眼鏡作製技能検定の概要

眼鏡作製技能士になるには、検定試験に合格する必要があります。ここでは検定実施の目的や受験資格などの概要について紹介します。眼鏡を選ぶときに、眼鏡作製技能士に相談するかどうかを決めるためにも、どのような試験に合格した人なのか把握しておきましょう。

検定実施の目的

眼鏡技能検定の導入は、多様化するお客様のニーズに伴い、医師による「適切な診断・治療」と「適切な眼鏡作製」の両方の実現を目指すものです。そのため眼鏡技術者と眼科医が連携しながら、より良い眼鏡を提供し、眼の健康を守る眼鏡の作製技術を高めることを目的としています。

技能検定を実施する基本的な考え方は、下記の通りです。

  • 業界全体で一定水準の技能があるか、客観的に判断するための指標とする。
  • お客様に対し、眼鏡技術者や眼鏡店選びの判断材料を提供する。
  • 眼鏡技術者の技術や知識レベルの向上を目指し、顧客満足度を高める。
  • 既存有資格者(認定眼鏡士)から技能検定へのスムーズな移行と受検機会の拡大。
  • 眼科医と眼鏡技術者が連携しお客様の視力保護のサポートし生活の質の向上に努める。

眼鏡作製技能士に求められるスキル

眼鏡作製技能検定には1級と2級があります。どちらもお客様の潜在的なニーズを汲み取り、最適なレンズやフレームを選定し、お客様お一人お一人に最適なメガネをご提案できる知識や技術を有しています。

また1級技能士においては他の眼鏡作製従事者の指導や育成を行うだけの体系的な知識を習得し、眼科医との連携に携わるなど総合的なマネジメントが可能です。

受験資格

1級と2級それぞれの受験資格は、下記の通りです。なお、学科試験は各階級でどれか1つ条件を満たせば、受験資格を得られるようになっています。

1級の場合

試験科目 受験資格
学科試験 2級の技能検定に合格後、眼鏡作製に関する実務経験を2年以上積んでいる。
眼鏡作製に関する実務経験が5年以上ある。
3年制以上の全日制眼鏡専門学校を卒業、または当該専門学校卒業の見込みがあり、公益社団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者。
実技試験 1級の学科試験に合格した者。

2級の場合

試験科目 受験資格
学科試験 眼鏡作製に関する実務経験が2年以上ある。
2年制以上の通信制眼鏡専門学校を修了した者。
実技試験 2級の学科試験に合格した者。

眼鏡作製技能士に相談するメリット

眼鏡作製技能士に相談するメリット

眼鏡作製技能士が在籍している店舗で眼鏡の相談をすると、どのような利点があるのでしょうか。ここでは、眼鏡のプロに相談するメリットを紹介します。

掛け心地や見え心地を改善できる

眼鏡の品質は、視力測定の精度やレンズ加工、フレームのフィッティング技術によって大きく異なります。高度な技術をもつ眼鏡作製技能士であれば、高い技術と豊富な経験によって、最適なメガネを提供することができます。

また、適切なフィッティング調整が実施されていないと、レンズの性能を最大限に引き出すことができず、見えにくさやユレ・ゆがみを感じたり、フレームがずれて落ちる・頭が痛くなるなどの体調不良の原因にもなりかねません。眼鏡の専門家にしっかりと調整してもらうことで、目に余計な負担をかけることなく快適に過ごせます。

似合うメガネを提案してもらえる

気になるフレームがあっても、周りの目が気になって、ついつい定番の眼鏡を選んでしまう方は多いものです。そういった方の場合、眼鏡作製技能士に相談すれば、似合う色やフレームの形、サイズなどをプロの視点から提案してもらえます。

自分では選ばないようなフレームに出会えるチャンスが広がり、イメージチェンジできるかもしれません。自分とは違った視点で似合う眼鏡を探してもらえるため、ガラッと印象を変えたいときに相談してみるのもおすすめです。

ライフスタイルに適したメガネを選んでもらえる

眼鏡作製技能士に相談すると、様々な角度から悩みや希望をヒアリングし、対象者のライフスタイルに合わせて眼鏡を選んでもらえます。

現代は仕事や趣味などのライフスタイルの多様化にともない、眼鏡の選び方が複雑になっています。視力測定の結果だけでなく「どんなときに眼鏡を使うのか」「どんなことに困っているのか」など、一人ひとりの生活に合わせた眼鏡選びが重要です。

使用目的によっては、同じレンズを使っていても目が疲れてしまったり、見えにくかったりする場合があるため注意が必要です。ニーズに合わせて眼鏡を選んでもらえる眼鏡作製技能士に相談し、快適な眼鏡ライフを手に入れましょう。

まとめ

眼鏡作製技能士とは、眼鏡に関する高度な知識や技術を認定された眼鏡作製の国家資格です。
眼鏡作製技能士に相談すれば、掛け心地・見え心地の良さはもちろん、ライフスタイルに適した眼鏡に出合えます。眼鏡作製技能士のサポートを受けて快適な眼鏡を選びたい方には、メガネのヨネザワへご相談ください。

ヨネザワには、眼鏡作製技能士が210名在籍しています。似合う眼鏡や最適なレンズ選び、フレームのご提案など、様々な工程を総合的にサポートいたします。

眼鏡作製技能士による最大22項目にも及ぶ視力測定を実施しており、お客様お一人お一人に最適なレンズのご提案を行っております。来店予約も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

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