夢は必ず実現する
雲をつかむような夢がはたして現実となるのか、夢まぼろしとなるのか・・・・・
実現の確約など、何もないのに夢は生きがいとなる。明日の命さえも確約はないのに、人は皆生きていることを信じて、夢を叶えたいと夢見る。
すべからく成功の出発点は夢である。夢は胸に秘めているだけでは現実に近づかない。
夢は人に語ることによって人から人へ、ある時は褒められ、ある時は叱られ、人に導かれて正しく整えられていく。
夢を文字にすることによって、論理的、客観的、法則性、整合性ができてくる。夢を絵に描くことによって、旗印となり、モチベーションが高められる。夢を語り、文字にし、絵にする過程において、夢は少しずつ形を整え、そのうち共感者が現われ、同志としての絆が育まれていく。
その頃から、ふわふわとした雲のような夢は次第に結晶化され、結晶化された夢は同志共通の目標となる。これが、夢から現実に変わる瞬間である。夢は目標となり、目標達成のための戦略が練られ、戦略を遂行するための組織ができる。
その組織に人が位置づき、戦術行動をともにする。人は価値ある目標を持つことで苦難を克服し、段階的に目標に近づいていることを自覚し、働きがいを見出す。夢を働きがいに導くシステムこそが、成功の要である。苦難をやりがいと感じる人と、苦難を嫌なことと受け止める人では、人生において雲泥の差ができて当然である。