08 働くことは素晴らしい

働くことは素晴らしい

60才を過ぎて精神的には、人生の折り返し地点に立ち今日がはじまり、新たなスタートを切った。

還暦を迎え振り返れば、働くことはすばらしい。働けば、しあわせになれる。いかなる難局も働いて解決するしか道はない。本気で働けば必ず道は開けると実感している。

貧しい生い立ちは、働かざる者、食うべからずを体得し働けることの有難さが自然に体に染みついて、食べるために本能的に行動し、働いて自分の世界をつくつてきた。そしていつも私は子供時代の延長線上にいる。

現在会社規模は大きくなり、グループ売上200億強、社員数1000名を越え九州各県でお客様のご支持を戴き成長し続けている。これも全て私以外の私をとりまく全ての人々のお陰である。社員の皆さんはじめご緑のある方々が私を大事にしてくれる。本当に有難く勿体ないことである。

だからこそ忘れてならない子供の頃、脳裏に焼きついた働くことへの執念、働きの概念は今も変えない。現在、恵まれた環境にあるからと言って贅沢をしようとは思わないし、暮らし振りを変えようとは思わない。

辛抱することは、私の創業精神として何よりの強い味方である。辛抱し、我慢するのは、人によって尺度が違うのは当たり前であるので他人に強要はしない。しかし辛抱することの大切さを私自身が忘れないために反復し再確認している。

辛抱することの価値を見い出すために夢があり目標が設定される。価値ある目標に向って階段を一歩一歩前進していることを自覚できるシステム、毎日の働きが目標に少しずつ近づいていることを自覚しそこに辛抱する価値を見つける。目標達成の満足感に浸る、目標未達成の悔しさを味わう、働くことは何とすばらしいことか。

働きは夢を育んでくれる。もっと働きたいと小さな店を持つ。小さな店に、働きに共感する人たちが集まる。

小さな店が大きな夢に向って小さな一歩の働きをはじめた。共感する人たちも一緒に歩み連なる。

小さな一歩一歩の繰り返しを強烈な願望が応援する夢は必ず
実現する。