第四十八話 「勧めたい野菜ジュース」

第四十八話 勧めたい野菜ジュース

ケールの大葉など(右)自家製野菜ジュースの材料

6時に起床、15分間自転車みたいな体操器具を踏む。軽く汗をかいて風呂に入る。それから野菜ジュースを作ります。
 野菜ジュースのベースはケール、ニンジン、リンゴ、他に残り物の野菜や果物を入れることもあります。リンゴで味付けするから、とてもおいしい。
 既製品の青汁のようなものと思って飲むのを嫌がる人もいますが、そんな人も飲んでびっくり。市販ジュースと違い新鮮でおいしいのです。
 これをビールジョッキ1杯、毎朝飲んでいます。妻や子ども、孫たちはコップ1杯。喜んで飲んでいます。
 野菜ジュースを飲むきっかけは40代の後半でした。疲労が重なって、病気になり肌が荒れて、顔色も悪く、皮膚にアレルギー症状が出て病院に通っていました。
 そんな時に、あるパーティーで友人と健康管理の話になり、「野菜ジュースを飲んだらいいよ」とアドバイスを受けました。早速本を買って調べてみたら、ケール、ニンジン、リンゴが体に良いとありました。
 ただ、ケールは売っていません。合志市の長姉に相談したら、「あなたが元気になるなら、作ってやろう」とありがたい返事。
 ケールづくりには大変手間がかかります。種子を買って苗にして畑に植える。農薬を使わず、虫のつきやすいケールを毎日手入れして、届けてくれています。20年以上続けてくれています。ケールの代金を払うと言っても要らないと受け取りません。身内といえどもできることではなく、本当に長姉には感謝しています。
 ニンジンはスーパーで手に入ります。リンゴは青森から月1回、年間を通して送ってくれるシステムを利用しています。愛情のこもった手作りジュースを皆さんに勧めていますが、皆さん3日と続かない。1カ月続けたら元気になったと、自覚できるのにもったいないことです。
 姉が元気な間は作ってくれるので安心ですが、姉も70代後半。いつまでも元気でケールを作ってもらわないと、健康管理に自信が持てなくなります。わが家の健康は姉の手中にあるのです。お互い、いつまでも健康で元気で明るい毎日であってほしいものです。